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V2Rayのスマートルーティングとサーバー自動選択とは?

技術編集チーム · 公開日:2026年9月29日 · 更新日:2026年9月29日

Webサイトを開くとき、クライアントは直接接続することも、プロキシ経由でリクエストを送ることもできます。利用可能なプロキシサーバーが複数あれば、その中から1台を選ぶこともできます。画面上では、これらの機能が「スマート接続」としてまとめられることがあります。しかし、実際には別々の問いに答える機能です。このリクエストをどの経路で送るのか、そしてプロキシ経由で送る場合にどのサーバーを使うのか、という2つの問いです。

スマートルーティング:まず経路を選ぶ

スマートルーティングは、交差点の案内標識のようなものです。V2Rayは、ドメインやIPアドレスのルールに基づいて、リクエストを直接接続、プロキシ、または別のアウトバウンドに振り分けられます。たとえば、国内の銀行サイトには直接接続し、海外の情報サイトにはプロキシ経由で接続し、自宅のプリンターにはローカルネットワーク内で接続する、といった使い分けです。

ルールは順番に確認され、一致したルールによって接続先が決まります。ブラウザーやほかのアプリにルールを適用するには、まずクライアントが対象の通信を取り込む必要があります。つまり、「スマートルーティング」とはリクエストを経路に振り分けることであり、新しいサーバーを自動的に見つけることではありません。

自動選択:次にサーバーを選ぶ

リクエストがプロキシ経由に振り分けられ、複数のサーバーを利用できる場合は、次の段階に進みます。クライアントは各サーバーの接続可否や応答時間を確認し、設定された選択方式に従ってアウトバウンドを選べます。V2Rayの負荷分散では、ランダムに選択するほか、プローブの記録を使って応答の速いサーバーを選択できます。

ルーティングはリクエストをプロキシ経由にするかどうかを決め、自動選択は利用可能なサーバーの中から1台を選びます。画面に表示される「遅延」は、プローブに対する応答時間です。動画の再生やダウンロードの速度は、経路の帯域幅や接続先Webサイトの応答にも左右されます。

2つの機能はどのように連携するのか?

国内の銀行口座を確認しながら、海外の情報サイトを開く場面を考えてみましょう。ルーティングルールは銀行への通信を直接接続に振り分け、情報サイトへのリクエストをプロキシグループに送ります。その後、自動選択がグループ内のサーバーを1台選びます。通信の経路振り分けとサーバー選択は、この順序でそれぞれの役割を果たします。

サーバーの状態は変化し、プローブの結果も更新されます。利用中、クライアントは新しい結果に基づいて、以降の接続に使うアウトバウンドを調整できます。ルールが経路を決め、プローブと選択処理が具体的なサーバーを決めます。この組み合わせが、V2Rayのスマートルーティングとサーバー自動選択です。